後輩:
先輩、また来てるんですか?本当にここ、先輩の職場じゃないんですけど。

先輩:
ふふ、私だって部室の空気吸いたい時くらいあるでしょ。それに、あなたが仕事で疲れた私を癒してくれるかなって思って。

後輩:
…はぁ?そんなの聞いてませんけど。でも今日はタイミングいいですね、最近気になってたことがあるんですよ。

先輩:
なになに?聞いてあげる。その代わり、あとで私の飲み物奢りな?

後輩:
えぇ…。ま、それはいいとして、最近ニュースとかで「物価高」って聞くじゃないですか。実際、それで消費ってどう変わってるんですか?


Z世代の消費トレンド

先輩:
物価高の影響で、「メリハリ消費」って言葉が注目されてるのよ。聞いたことある?

後輩:
あ、なんか聞いたことはあるような…。節約するけど贅沢もするってやつですよね?

先輩:
お、よく知ってるじゃん。そう、それそれ。普段は安いスーパーで買い物してるけど、週末はちょっと良いカフェでスイーツを楽しむ、とかね。これ、特にZ世代のあなたたちが得意な消費スタイルなんだよ。

後輩:
それ、確かに心当たりありますね。SNSで見たトレンド商品とか、すぐ買っちゃいますし。韓国コスメのシートマスクとかもそうですよね?

先輩:
そうそう。VTとかメディヒールとか、あの手のやつ。トレンドに敏感で、「写真映え」するものに弱いのがZ世代の特徴よね。あなたも、バズり商品でSNS投稿してたりするんじゃないの?

後輩:
え、なんで分かるんですか!先輩、もしかして私のインスタ見てます?

先輩:
いやぁ、ストーリーがちょっと流れてきただけ。あのシートマスクしてる写真、なんか可愛かったじゃん。

後輩:
え、そんなの言わないでくださいよ…!(耳まで真っ赤になる)


シニア世代の外向き消費

後輩:
じゃあ、うちのおばあちゃんみたいな世代はどうなんですか?節約してばっかりなイメージですけど。

先輩:
意外でしょ?でも、シニア世代も消費に結構積極的なのよ。旅行とか外食とか、経験にお金を使うのが好きな人が多いの。あと、環境意識が高い人も多くて、サステナブルな商品を選ぶ傾向があるわね。

後輩:
へぇ…意外です。でもサステナブルって、たとえばどんな商品ですか?

先輩:
JTBの「サステナブル旅行パッケージ」とかね。環境に優しい宿泊施設を選んだり、地元体験を楽しむプランなんかが人気なの。まぁ、あなたと旅行したら絶対楽しいだろうけど。

後輩:
え…な、なんですかそれ、急に。

先輩:
なんでもないよ、なんでもね。(にやりと笑う)


性別による消費の違い

後輩:
…気を取り直して、男女で消費に違いってあるんですか?

先輩:
あるわよ。女性は「自分へのご褒美」がキーワード。たとえば「カゴメ トマトジュース プレミアム」みたいに、健康志向もありつつ、特別感のある商品が人気ね。

後輩:
確かに、私も自分へのご褒美って結構意識しちゃいます。

先輩:
だろうね。なんか、ちょっと疲れた顔してる時の買い物の後、いい笑顔してるもん。

後輩:
も、もうそういうのいいですから!先輩って本当に観察力鋭いですよね…。


未来展望

後輩:
最後に一つ聞いていいですか?これから消費ってどう変わっていくんですかね?

先輩:
これからは「エコ消費」と「個人化消費」がもっと伸びると思うよ。環境に配慮した商品や、自分好みにカスタマイズできる商品が注目されるはず。たとえば、あなただったらどんなカスタマイズスニーカー作りたい?

後輩:
え、私ですか?そ、それなら…もっと可愛いデザインとか…。

先輩:
うん、それ似合いそう。今度一緒にカスタマイズスニーカー作りに行く?

後輩:
そ、そんな急に!でも…ちょっと興味あるかも…。


締めくくり

後輩:
今日もめっちゃ勉強になりました!先輩、ありがとうございます。でも、なんか先輩に振り回されてる気が…。

先輩:
えー?そんなことないでしょ。じゃあ、この後カフェ行こっか?私が奢るから。

後輩:
えっ、なんで急に?…まぁ、それならいいですけど。

先輩:
やっぱり甘いものは別腹だよね、ほら「メリハリ消費」ってやつ?

後輩:
またそれですか!でも…楽しみにしてます。


メリハリ消費って何?

これは「節約するところは節約して、使うところにはしっかり使う」という新しい消費スタイルのこと。物価が上がっても、ただ全てを我慢するんじゃなくて、自分にとって本当に価値のあるものにはお金を惜しまない、という考え方ね。たとえば、普段は業務スーパーで安い食材を買うけど、週末はお気に入りの高級レストランでランチを楽しむ、みたいな感じ。最近では、こうした「メリハリ消費」を意識して商品を展開する企業も増えてるよ。少量パッケージの商品や、特別感のある限定アイテムなんかがその例。メリハリ消費は、節約しつつも自分らしい生活を大事にしたい人たちにぴったりのスタイルね。物価高の時代には、この考え方がますます主流になりそう!(先輩)